カラマツ植栽
東北森林管理局との「山の日」制定記念分収造林契約に基づいて、スギの伐採跡地にカラマツ(落葉松)を植栽する事業が6月初旬に行われた。戦後のカラマツ植栽では、材は割れや狂いが出やすく、将来的には坑木や電信柱等の需要を見込んでいたが、用途がなくなったり、別の素材が使われるようになり、時代の変遷とともにその役割を失ってしまい、長い不遇の時代があった。その後集成材、合板材の木材利用、加工技術の進歩により、カラマツの欠点が解消され、腐朽しにくく、適度な弾力、強度があるため需要は増加の傾向にある。今回の取組は先人の教えである「伐ったら植える」の実践であり、50年後の確かな森林資源確保に向けての弛まぬ挑戦である。
若い林業技能員によるカラマツ(コンテナ)苗木の植栽作業

休眠していた苗木も大地に移植され、初夏の日差しを浴びて、勢いよく芽吹いている

若い林業技能員によるカラマツ(コンテナ)苗木の植栽作業

休眠していた苗木も大地に移植され、初夏の日差しを浴びて、勢いよく芽吹いている
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