この地域特有の「湿った」「重い」雪は、木にとって極めて過酷な生育環境を作り出す。 山の斜面に生えた木は、地面に垂直に伸びるわけではなく、空、つまり上に向かって伸びていくため、根に近い部分は自然と湾曲する。この部分が根曲がりである。
この部分に重い雪が積もり、強い負荷がかかる。この力に耐えて成長した木の根曲がり部は、過酷な条件に耐えるべく肥大化し、歪化した多様な形状となる。


多様な形状の根曲がり部はチェンソーで直材採材可能な位置で玉切りされる・・・

根曲がり材は木材チップ生産には質的に、量的に魅力的な原材料なのである。
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